スノーシューレポート

 以前より近場の雪山に登るはきもののいいのはないかと検討おりました。磯靴(スパイクのついた長靴)なんかで登ってました。凍結雪上はよいのですが

普通の雪原の場合雪にどっぷりはまって大変でした。ワカンの検討もしたのですが単純な構造なわりに結構高いし効果がピンとこず買わずじまい。

そのうちインターネットで西洋式ワカンであるスノーシューがとりあげられ雪原を走れる 和式ワカンよさらばというような報告がされておりました。

のりやすい性格も手伝ってほんまかいなとアウトグッズ屋へいき「今年より値上げ これは昨年物で旧価格でお渡しします 最後の品物です。」

「本日明日が10パーセントオフです」のセールストークにはまり衝動購入。家の者に内緒で先日まで納屋に隠してました(今はばれてます)

いきなり地図とコンパス片手の訳のわからぬ深山につっこむにもいかず たちまち羅漢山 小室井山 吉和冠クルソン岩雪中散歩してきました。


今までワカンもつけて歩いたことないですし他のスノシューも使ったことないので独断と偏見のレポです。




MSR デナリアッセント・スノーシュー

登山向きのスノシューということで選びました。メーカーの社長が登山家ということです。ついているマークも山マークです。

今年より定価21500円(旧価格19500円)へ値上げ。インターネットショッピングでもほとんど定価販売です。

まだまだ需要が伸びておらず品物も少ないし価格競争にまでいたっていないようです。いたい出費ですが頑丈そうです。








特徴その一

ヒールリフターという急斜面登頂用にかかとをあげてささえるパーツがついています。楽になるんですかね。まだ使ったことないです。重量1620g軽量






特徴そのニ

これがこのスノーシュー一番の特徴でしょう。一般のスノーシューの急斜面に弱いという弱点を複数のエッジでカバーしています。

縦方向に対しても横方向に対してもすべらないようにエッジ゜が組んであります。特にトラバース時の横滑りのエッジは長めです。






装着したところ

装着はゴムベルトのバンド穴をあったところにとめるだけ はずすのもワンタッチで簡単です。3回試行しましたが一度もはずれませんでした。

登山靴は勿論のことスノーブーツ 長靴等はきものえらびません。写真は長靴に装着したところ。







新雪はどっぷりはまる

MSRのスノーシューほめてますがまわしものではありません。今回通じて感じましたが雪質により性能は大きく変わります。新雪はだめです。

ひざまでさっくり埋まりました。ラッセルでくたびれました。(羅漢山にて) MSRの場合板の後ろにオプションでフローテーションテールという

別にとりつける板があり沈みを軽減するパーツを販売しています。こういうところを歩く時は少しでも面積の広いスノーシューの方が

むいているのかもしれません。






吉和冠山チャレンジ いつもの登山口








雨上がりで表面凍結気味 歯がしっかりしているのでアイゼンがわりにもなる









渓流よりのとりくち 渡り左斜面へ

ここでワカンをかついだ夫婦づれにあう。みぞれが降り出したので下山とのこと。まずいこの先だれもおらん。







クルソン岩近道付近

重たい霙交じりの雪が降り出したので別に本日は頂上が目的じゃないしと自分で言い訳し スノシューの性能試験ということで

クルソン岩近道急斜面に突撃。登られた方はご存知だと思うがここの傾斜はなかなかのもの。普段は木の根っこにつかまり登るところ。

ここが上り下りできればガイドブックに紹介されているような山の傾斜は登れるんじゃないかとテスト登坂。








なんとか到着

途中案の定急登だったが大きな滑りもなく? クルソン岩到着。 木の根っこで滑ったり 雪下が空洞になってて落とし穴状態のところはバランス

くずしそうになったところはあったが ま 雪遊び程度に終わった。 クルソン岩稜線は吹雪いていた。



下山はこわかった

クルソン岩でなんで正月(1/2)みんながお屠蘇気分で炬燵はいってテレビみてくつろいどる時にこんなところにおるんじやとひとりごと

いいながらビール飲んで下山。その時気付いた 
雪急斜面は降りるときがこわいと。こわごわ急斜面下降していったのだがエッジ゜が

きいているのか滑りにくかった。みなさん登山用でスノシュー検討されるのならエッジのついた滑りにくそうなのを選んでください。

スキー スノボーの後の雪原遊び用のタイプもありますので・・・・。さてこれからこのスノーシューをどの山で使うかな 薮山は相当積雪ないと

歩きにくそう。