三坂山・千両山  (四艘船岩)(二艘船岩)


注:ヨソウ谷林道入り口橋 「入山禁止」の札とチェーンはってあります。平成16年11月28日現在


三坂山・千両山の秘境深山に里の者にはまずおめにかかれないというたいそうな奇岩があると知り突撃した。薮度はすごかったが岩は苔 羊歯 

上に樹木がはえ生い茂り名前負けの感がした。裸のままあれば怪獣の卵みたいで確かに奇岩でありモスラの卵を思い起こしたのは

私だけではないだろう。薮好きな方 
道もないところもあるしクマもいると思います気をつけて突入してください

林道終点より時間は5時間かかりましたが昼食30分迷い道道草60分なので正味歩行時間3時間半というとこでしょう。






ヨソウ林道入り口

吉和より国道488号線入り匹見方面進み 右に十方林道入り口すぎ少しいくと左にヨソウ林道入り口あります。

十方林道てなんのことかわからない方はこの登山ルートはやめてもみのき森林公園の小室井山でものぼりましょう(無駄口でした)





林道終点

ここまで車で入れますが新車の方は途中で駐車して歩いた方が無難。 2.3台なら駐車できます。取り付きは写真中央からで所々テープあり。






四艘船岩

林道終点よりテープ通り渓流沿いに40分位遡行すると登山道左側に四艘船岩が現れます。木々が生い茂り全体見えず

「西中国山地」の写真からみると拍子抜け・・・月日の流れを感じます。4艘あるはずですが確認もしませんでした。

ここの少し手前に渓流左への千両山への分岐点があるらしいのですが登る時は気がつきませんでした









三坂山頂上

四艘船岩より先は道がなくなります。(私が見失った可能性もあり) 兎に角稜線目指し潅木の斜面はいあがります。稜線にでますので左方向登って

いきます。やがて薮中の頂上に到着。益田Y会の頂上看板がある他は座る所もなにもありません。景色も皆無。船岩より頂上まで約30分。

ここで引き返しさっきの沢分岐点より千両山登り返す予定でしたが千両山方面に縦走してくださいとばかりに道の薮が刈ってあったので そんじゃちょっとだけ

いってみようかと足を踏み入れてしまうのでした。
それが世の中の出来事と同じでちょっとだけではなくなってしまうのです。(なんの話?)





林道(ツリハシと思う)へ降りる

三坂山頂上よりの道は数十メートルで消失。大藪 倒木の中 それもなだらかな稜線をたまにある布きれ(薬局の垂れ幕かなにかやぶった)の印を

目印に格闘する。やがて潅木地帯を右下方向におりていくと林道にでる。Y氏のメモ帳いりのクリープの瓶がぶらさがっていた。とにかく林道に出て

ほっとする。たまたま出れたような気もするので時間の余裕がないとここまではこない方が安全。三坂山頂上よりここまで約30分





アッ これもしかして二艘船岩?ラッキー!でもしょぼい岩

降りたところより林道20メートル右にいくと右下に二艘船岩あります。こんな場所におりる予定もなかったので思わず遭遇随喜。しかししょぼい。

写真のように木々 蔦 で埋まっており奇岩の原型とどめておりません。年月をえて小山になってしまうのかも。






林道分岐

先ほどの林道降りた所から左へいくとすぐに左右分岐点にたどりつきます。右にいくと三坂八郎林道にでると思うのですが・・・・(踏査していないので自信ない)

千両山へは左へ進みます。





千両山取り付き

林道をクネクネ40分位歩くと左に千両山取り付きがあります。「広島山稜会」の札があります。






千両山頂上

林道の取り付きからなだらかな伐採地のような潅木地帯を登っていくと頂上にたどりつきます。ただの森の中でなにもみえません。

なにが千両なのかわからないようなどこでもある薮山頂上です。取り付きより25分で頂上。







頂上お馴染みの木札。もう脱帽してしまいます。




下山 渓流分岐点へ

私の場合下山は千両山より登ってきた稜線少し引き返し適当?なところでヨソウ林道登り口方面へ強硬下山し途中で道がわからなくなり仕方なく

滝もないと思われるので小渓流に降り下ると三坂山登ってきた渓流に偶然でくわしたという次第です。

多分そのでくわした渓流場所というのが渓流の三坂山 千両山への分岐点と思われます。

今回の山行はHP「ヤブ山突撃隊」を参考させていただいたのと「ガリオの山歩き」さんと同じルートをたどったということを下山して知りました。ガリオさんは私より

随分早いペースで踏破されているようです。ありがとうございました。消滅しつつあるルートです。ヤブ山ファンの方是非どうぞいってらっしゃい。

何年かして四艘船岩・二艘船岩木々にうもれてしまわないうちにどうぞ。