京ツカ山(五里山)
以前 五里山に登ろうとオサカエ峠より稜線従走路を探したが見つからず適当な林道にはいり見当はずれの場所に出てはるかかなたに
五里山を眺めて帰った。その後「山へ行こう」さんにメイルいただいたりあきらめていた「西中国山地・復刻版」を
入手し簡単には登れない山ということがわかった。いつかチャレンジしょうと思っていて今回雨上がりもしくは霧雨の中
前調査ということではいったのだがついつい引き返すのが面倒になり登ってしまった。頂上を探すのに笹と灌木には参ったが
他は渓流からはずれない限り思ったより登頂は容易に感じられました。
コースは桑原氏著「西中国山地」の通り十方林道線 鳥越谷からはいり渓流本流最後まで突き進み左1064独標に登り薮漕ぎして山頂へ。
登山口
十方林道鳥越谷のコンクリート橋の左に(京ツカ山方向向いて)登山口あります。ただテープが巻いてあるだけですが。
25000:1国土地理院地図(野入)でいうと京ツカ山(1129.7M))地点の真下に位置する林道地点です。北緯34度32分25秒 東経132度6分25秒。
渓流を歩く
鳥越谷入り口は左沢沿いに道がついていますが数分も歩くとなくなります。左岸に沢沿いの道は引き続きかすかにつづいていますが倒木や木々に
妨げられ容易にすすめません。渓流におり渓流をあるきます。この山は沢歩きがほとんどなので渓流釣り装具をもっておられる方は
そういう格好の方が向いてます。登山靴でもいいと思いますが川面に入った方がいいところが何箇所もありますので入水の覚悟を。
夏向きの山かもしれません。私の場合は雨上がりだったのでカッパに磯靴といういでたちでたまたま適合。
渓流に沿って右岸左岸と歩きやすい所をえらんで遡行していきます。
一番目の滝
登山口より40分位沢をつめると2〜3Mの2段の滝に出ます。滝の左側に巻き道があるので登ります。
分岐点その1
滝のところから5分位で両又の分岐点につきます。右の沢へに進みます。テープもついてます。
分岐点2
最初の分岐点より20分位沢を登ってくると再度沢の左右分かれた分岐点にたどりつきます。土石流でもあったかのように倒木岩石が沢をふさいだ場所です。
真ん中にせりだしている稜線の上に京ツカ山が鎮座しているものと思われます。右の沢を登っていきます。
黄色のテープ
今回大変参考させていただいたのがこの黄色のビニールテープです。テープの色からしてここ1〜2年内に登られた人がつけられたものだと
思います。登る人も少なくほとんどテープ見当たらない中でこういう痕跡には随分心強く感じました。退色はするかもしれませんが数年は大丈夫
だと思います。このテープをたどると楽です。頂上まで続いてます。ありがとうございました。
笹原より稜線へ
倒木や木々や薮のおいかぶさった沢で左稜線に駆け上がり稜線歩いて頂上めざしたくなる誘惑にかられますがとにかく
頑張って沢を詰めます。やがて沢は消失し笹原にでます。頂上は左上もうすぐです。(距離は) 私の場合このままいくと
とおり過ぎて頂上が左後ろになる杞憂がしたので下の地点より左笹原斜面を稜線にあがりました。黄色のテープはまだまっすぐ
つづいていましたが着く所は一緒の1064独標です。急斜面直登かなだらかな斜面左に回りこむかの違い。赤テープ2本巻きましたが
霧雨状態で濡れてたので今ははがれてるかもしれません。1064独標付近までテープつけましたが・・・・。
ここの地点まで土石流分岐点より30分位です。
いきなり京ツカ山頂上(薮こぎばかりで写真撮らず)
になってしまいました。先ほどの地点より稜線上がりテープのやたら巻いてある木の地点があり その時はそれが1064独標と気がつかず
これが京ツカ山頂上かと勘違い もうちょっとでビールだして宴会をおっぱじめようかと思ったのですがなんか違う気がしたので地図だして
再検討写真撮るのも忘れ再出発。薮と灌木のからんだのと相撲とりながら頂上付近へ。あまりにフラットなので頂上不明 1M移動/1分
で木にちょこっと登ってまわり見回しがらやっと1〜2人位すわれるスペースの笹がかられた場所を見つけ バラバラになった提灯と三角点を
みつけ頂上到着納得。途中で京ツカ山頂上付近登頂ということでレポしょうかと思ったのですが・・・・・。 私は独行でしたのでGPSも使わせて
いただきなんとか頂上見つかりましたが地図だけで探せといわれても自信ありません。昔の人はすごかった。背丈笹原頂上ほとんど景観なし。
さすがにいつもある三角木札やペンキ一筆またプレートはありませんでした。 木に汚く白い針金みたいなのがからんでいますが地面に
ころがっていたこわれた提灯を登頂感激した私が木にひっかけたものです。今はもうないと思われるので眼印にしないように。
この先登られる方この木に頂上の印としてなにかつけていただいたら将来登る人が助かると思うのですが・・・。こんなこと言ってたら自然保護
を願う人におこられそうですが。(頂上は1064独標より北西方向頂上まで笹原テープ地点より30分)
頂上より横川越え方面
なんといってもこの山も深いのでこのいい加減な報告をくれぐれもあてにせず自分で十分な情報収集と装備で入山してください。
また1064独標と勝手に決めていますがちがうかもしれませんので悪しからず。訂正の必要あればどなたか教えてください。
いつか五里山縦走を密かにもくろんでたのですが無知のなせる業でした。
今回の山行については「山へ行こう」さんのHPを参考にさせていただきました。ありがとうございました。